「復興と安全の回復を願って」
「このたびの東北大震災で被災された皆様に謹んでお見舞いを申し上げます」
丁度仕込みの最中にグラグラッときたから、とっさに自分の手で壁を押さえたのだから僕も本当に間が抜けている。
築50年近い建物だからそう思ったのか、本当に揺れた。
テレビもラジオも震災のニュースしかやっておらず、気持ちが暗くなって臨時休業の貼り紙を書いて、当日から3日ほど休業した。
天井が抜けないように補修工事はしてあったが、なにせ古い建物であるから心配である。
現地東北の被害の様子を、ニュースが日増しに伝えてくる。
原発、津波、家も船もクルマも津波によって浮かんでいるのを見ながら、頭の思考が止まってしまい、
何をどのように表現したらいいのか分からない。
この頃はようやく落ち着いて、生活も普段どうりに戻っているが、被災地はガレキのままで、それでも人々は自分の家に戻って思い出の品を探す。
心の痛手はあまりに深い。本当に気の毒であると思う。
我慢強い人達。
東北人の方々の表情は暗い中にも目に力強さが感じられる。
今はただ皆様の健康の回復を願うばかりです。
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