「画竜点睛(がりょうてんせい)」
今年ももうすぐ暮れて、お正月が来てなんだか早いですね。1年間という月日の流れは。
子供の頃は1年がとても長く、時が止まってしまったのかと思えるくらいゆっくりした時の流れがあったのを覚えています。
この頃は月日の流れにスピード感を感じますね。
まるで早送りしたDVDの映画を観ているようです。
このあいだ、家内が芝居を観に友人と待ち合わせた水天宮様で、おせんべいを買ってきました。
おせんべいを焼くおじいさんとおばあさんの息が合って、頭が地面にくっ付く位体を折り曲げて、一生懸命に造っているのを見て、
”これはぜひ買っておまえさまに食べさせたい”と思ったそうです。
味?ええ、海老味のとてもうまいものでした。
おせんべいをポリポリとやりながら、僕が将来ヨボヨボというか、かなりのおじいさんになっても、まだそのようにハツラツと焼肉を浜松町でやっておりましたら、皆様は来て頂けますか?
なんて、つい、思ってしまいました。
さて、話を本題と致しましょう。
今年も沢山のお客様にご来店頂きまして真にありがとうございます。
皆様のご期待にお応えできたかどうか、今以って自分の宿題としております。
とかく忘れがちな「初心」を思い起こし、おのおせんべいを焼くおじいさんとおばあさんのように、年を取ってもハツラツとできるものなのかと思っている訳であります。
甚だ略儀ながら、 ネット上を持ちまして皆様のご健勝を祈願し、ご挨拶と致します。
どうぞよいお年をお迎え下さい。
※題字の「画竜点睛(がりょうてんせい)」は四文字熟語で、
物事の肝心なところをとらえること、最後の大事なところに手を加えて完全に仕上げる、という意。
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