「起承転結、大切な味覚の流れ
(その23の続き)」
当店では、お肉の部位によって盛り合わせスタイルで提供しているが、全体的に味覚がまとまるように工夫してある。
もちろんメインの牛肉に、ナムルやキムチなどが合間にあって、これを少し口にして、くちの中をリセットする役目がある。
前菜は、味付けを薄めにして、メインの肉の邪魔にならないように配慮する。
また、盛り合わせの肉の盛り付けも、赤身、やや霜降り、赤身、霜降り、などと赤白順に盛り付けてある。
さらに、味付けも塩、タレと部位によって分けている。
締めの食事もの、スープ、冷麺まで、口の中はとても自然で、味覚の流れはシンプルだが起承転結があると思う。
箱の中に肉を並べるとても変わった店であるが、実はとてもクラッシックなお店である。
最近、感ずることは、お客さんはこの起承転結、シンプルだがこの自然の流れを求めているようで、なかなか興味深い。
おわり