「起承転結、大切な味覚の流れ
(その22の続き)」
だからね、焼肉もあれこれ食べられるジャンルにしてはいけないと考えているんだよ。
飲んで食べてうまいだけがを目的にしたら、続かないんだよ。
舌先に残る焼肉の、前菜から肉、合間にまた前菜、弱、強、弱、そして、もう少し肉、中強。スープ、中弱、冷麺、中弱。
まあ、お酒が好きな方は、前菜合間に酒、肉合間に酒、締めにまた酒と、ニュートラル位置がアルコールだから、これは居酒屋さんに任せよう。
それでね、続かないというのは、景気がいい時は飲んで食べてうまいは、いいんだが、これが暇な時に困る。
お客さんの財布が悲鳴をあげている時は、駄目なんだよ。だけどね、お金を工面してもなんとか食べたいというのは、やはり舌が覚えている。
あそこの鰻だったり、そこのトンカツ屋さんだったりするわけで、共通しているのは美味しいラーメンのように、その中に起承転結があるということじゃないかと思う。
これは、不況に強いんじゃないかね。
次回へ続く